石油設備（石油給湯器・ボイラー・ホームタンク・灯油配管・温水暖房）

点火しない・燃焼しないときに多い原因

石油給湯器の「点火しない／燃焼しない」は、故障だけでなく灯油の状態・送油・フィルター詰まり・凍結などが原因になることがあります。
特に冬場や、しばらく使っていない後は「送油管のエア噛み」「フィルター詰まり」「古い灯油・水混入」が重なりやすいです。

• 灯油切れ・灯油の劣化（古い灯油／水混入）
• 送油管のエア噛み（灯油が届かない）
• オイルフィルター／ストレーナー詰まり
• 凍結（屋外配管・本体内部）
• バーナー汚れ・経年劣化

何度も再点火を繰り返すと状態を悪化させることがあります。状況確認のうえ安全に切り分けしますので、まずはご連絡ください。

お湯が出ない／ぬるい／温度が安定しない

「家中すべてでお湯が出ない」のか、「一部の蛇口だけ」なのかで原因が変わります。
また、温水暖房併用機（暖房あり）では、冬場に負荷が増えて「ぬるい／安定しない」が起きることがあります。

• 家全体で出ない：給湯器・送油・凍結の可能性
• 一部だけ出ない：水栓・配管側の不具合の可能性
• ぬるい／不安定：能力不足、汚れ、灯油の質低下、暖房負荷など

異臭・煙・黒い煙・すすが出る（安全最優先）

異臭や煙、黒いすすは不完全燃焼や排気条件が関係している可能性があります。
小屋内設置など、設置環境によっても症状が出やすくなるため、現地条件を含めて点検して判断します。

• バーナー汚れ／メンテナンス不足
• 換気不足・排気経路の問題
• 灯油の質（劣化・水混入）
• 設置場所の条件（小屋内・屋内設置など）

この症状がある場合は、まず使用を止めてご相談ください。

ホームタンクの錆・水混入・漏れは「給湯器側トラブル」の原因になります

タンク側の状態（錆・水混入・スラッジ）は、点火不良やエラー頻発につながることがあります。
「灯油の減りが早い」「灯油が臭い」「点火が不安定」などが続く場合、タンク〜送油まで含めて確認するのが近道です。

• ホームタンクの水抜き・点検
• ストレーナー／フィルター交換
• 送油管（灯油配管）の交換・漏れ修理
• タンク交換（寿命・腐食・漏れリスク）

温水暖房（ルームヒーター等）が効かないときの考え方

温水暖房は「給湯器（熱源）」「循環ポンプ」「配管」「端末（ルームヒーター・パネル・床暖房）」が連動しています。
どれか1つだけが原因とは限らないため、全体の流れで切り分けします。

• 不凍液の劣化／交換時期
• 循環ポンプの不良
• 配管のエア噛み
• 端末側の不具合
• 熱源機（給湯器）側の能力低下

ご連絡のときに教えていただきたいこと

• 機器の種類（石油給湯器／ホームタンク／FFストーブ／温水暖房など）
• 症状（点火しない、ぬるい、エラー、臭い、漏れ、凍結 など）
• 設置場所（屋外／屋内／小屋内）
• メーカー・型番（分かれば）
• 危険サインの有無（煙・焦げ臭い・漏れ）
• ご住所（黒川郡大和町・大衡村・大郷町／富谷市一部）

LINEは「状況メモ」だけでも大丈夫です。必要に応じて現地確認の段取りをご案内します。